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ちくわの穴

ちくわの穴に身を潜めながら特別語る相手もいない趣味についてやりたい放題したいブログ

そう すべてがそらいろ

先日ようやく『ねこねこコンプリートBOX』を購入しました。できれば現物があればよかったですが、既にプレミア付いてるっぽいのでDMMのダンロード版の方を。

処女作である『White ~セツナサのカケラ~』からやっていこうかなぁとも思っていましたが…もたもたしてる間に『ラムネ2』が発売してしまったので、ここはあえて流行に乗る(?)という意味合いも込めてそらいろ→ラムネ2の順にやっていこうと思います。

で、ここ数日『そらいろ』にかかりっきりでしたが、ようやく終えました。いや、かなりのボリュームでした。今回はそんな感想をグダグダと書き綴っていきたいと思います。

f:id:tikuwa_s:20170329173847j:plainCopyright ©ねこねこソフト All Rights Reserved

ねこ復活の一作目とあってか、なかなかやりごたえのある作品でした。勿論量だけではなく質的にも。この作品は一応シリーズ物で(実際はそんなに繋がりは薄いのですが)、前作ラムネよりもかなり長丁場だった感触です。

シリーズ物とは言っても前作との繋がりは薄いので、新規でも十分に楽しむことが出来ます。でも、一部シナリオの解釈にラムネの七海ルートをやってないと分かり辛いものがあったり、サブキャラクターにニヤッと出来たりするのでファンとしては前作プレイを勧めたいところ。

さて、肝心の批評ですが、かなりルートによって凹凸があったのが正直な感想です。この手のマルチエンディング型ゲームにはよくあることですが、ルートによってはかなり残念なのもあったり、ラムネの七海シナリオ並に評価したいのもあったり、といった具合です。以下軽いネタバレもあります。

■つばめ-つばめ

この作品の肝、つばめルートなしにそらいろあらず。片岡とも節が遺憾なく発揮されていて、相変わらず楽しませていただきました。やっぱり氏の書く幼馴染は他とは一線を画していて、自らがこの属性に目覚めてしまったのかと錯覚する程。後半はなかなかテーマも重いけど、でもこれらを乗り越える二人が良く描かれていたと思います。正にボーイ・ミーツ・ガールな作風で、非常に自分好みです。恐らく”泣き”を意識して作ってはいないのだろうけど、随所で何故か涙腺が緩んでしまうのはこのシナリオに限らず、七海ルートを彷彿とさせました。OPの歌詞にあるように「なぜだかちょっと泣けた」と表すのが相応しいような気がします。

f:id:tikuwa_s:20170329174007j:plainCopyright ©ねこねこソフト All Rights Reserved

新旧ぽんこつ。流石ぽんこつの系譜なだけあって、つばめも母親に劣らないぽんこつっぷり。

■つばめ-愛衣

つばめワールドなので、つばめの存在を意識してしまってなかなか前に勧めない二人。二人の根底にはやはり兄妹以前の繋がりが残っている訳です。終始重い印象でしたが、最後のつばめにはやられました。ポンコツのくせに…ポンコツのくせにやりおる。つばめだってやりきれない気持ちもあったはずなのに…。

■つばめ-花子

一夏の少冒険といった感じ。これはこれで楽しかったです。でもエロがn(ry。

■愛衣-愛衣

お兄ちゃん大好き。胃が痛くなるような展開が多くて辛かったですが、時々突拍子もなくドキッとする行動をしてくれる愛衣にドキッとしてしまいます。ラストは圧巻の一言。

■愛衣-つばめ

片岡ともさん担当ではないらしいですが、どこか近いものを感じました。子供のころに1,2mの距離を飛び越えられなかった、そんな世界でのお話。かなり宙ぶらりんな状態の二人で、なかなか思いが重ならず。それでも懸命に一歩を踏み出すラストには感動しました。不満もあったけど、結果的にはラストの1mを飛び越えるシーンに全て持って行かれた感じです。 

■愛衣-花子

うーん。折角のおとな花子をもう少し上手く調理できなかったのかなぁ。

■花子-花子

うーーん。彼女のメインのルートであるはずだけど、どこか物足りなかった印象。OPに登場する黄昏時に自転車を押す花子と健ちゃんのいかにも青春の一ページのようなCG↓に騙されたというか。もっと生きた使い道もあったのでは?

■花子-つばめ

素晴らしい!!マーベラス!!何が素晴らしいかって、恋愛ゲームとして完成されているんですよ。やはり本能的にはこういったシナリオを求めてしまいます。特別起伏はないけど、つばめとの恋愛模様が濃く描かれていて、イチャラブしたいならこのルートと自信を持ってお勧めできます。

■花子-愛衣

一番ぶっちゃけていた気がします。あくまで”義理”兄妹という関係でも、とあるルートではこれが障壁として行く手を阻んでいたのに対し、今ルートではそんなもの微塵も感じさせず、お兄ちゃん大好きだからオールオッケーというノリです。決して悪くなく、お兄ちゃん好き好きビームを浴びたいなら自信を持ってお勧め出来ます。

■おまけ:りさみー

本当におまけ程度の短さです。理沙美沙先輩にもそんな頃があったんだなぁと少し驚きます。

 

と、各ルートの感想を並べてみました。いや、なかなかの力作だと思います。ルートが多い分、それなりに不満もありますが、それでも読後には”期待通り”という言葉がしっくりくるような心持ちです。主につばめルートの功績が大きいですが、各キャラ共にバランス良く配分されていたと思います。…嘘です、花子はシナリオ的にちょっと残念な立ち居地だった気がします。でもまぁ、キャラクターとしては好きなので良しとしましょう。

最後に、つばめのメインルートを終えた後にED曲『ハマナス』を聴くと、なんとも言えない読後感に包まれます。つばめルートを凝縮したような内容で、噛み締めて歌詞を聴くとなぜだかちょっと泣けてきます。そんな日のこと。曲が素晴らしいだけに、二番目の音割れが非常に残念でならない…。